華道家元四十五世 池坊 専永  Sen'ei IKENOBO  1901~2008

昭和8年(1933)7月21日華道家元44世池坊専威の長男として、京都市に生まれる。昭和20年父・専威の急逝にて45世を継承、青蓮院で得度。翌年、僧侶修行のため慈照院で生活する。昭和28年紫雲山頂法寺(六角堂)住職に就任。昭和31年同志社大学文学部文化学科を卒業。昭和37年徳力富吉郎とともに、欧米・東南アジアを歴訪し、いけばなの海外活動を行う。昭和46年東京銀座松坂屋で初の個展を開催。昭和60年国際科学技術博覧会(つくば博)で「いけばなときものの交響詩」で舞台用の超大作を制作。平成15年モスクワのクレムリン宮殿で初のいけばな展、デモンストレーションを行う。平成17年家元継承60周年記念花展「立花-その流れと今日」を東京・日本橋高島屋で開催。平成18年いけばな界で初の旭日中綬章を受章。京都市文化功労者、京都府文化賞特別功労賞。妻は元衆議院議員・池坊保子、長女は次期家元・池坊専好、次女は華道家・池坊美佳。


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